RFID講演会「電波を利用したICタグ(RFID)の高度利用に向けて」
平成16年6月2日(水)13:30 〜 17:00 会場:品川プリンスホテル  (財)テレコムエンジニアリングセンター 

*センターからの案内
最近、国内外において、ユビキタスネットワーク社会のシステムの1つとして電波を利用したICタグ(RFID)が注目されており、現在、各企業においてもシステムの開発が進められている。
一方、総務省においては、「ユビキタスネットワーク時代における電子タグの高度利活用に関する調査研究会」の報告書が取りまとめられ、また、ICタグのために新しい周波数の利用を可能とする検討も行われているなど制度面の利用環境の整備が進められようとしている。
 当センターにおいても、新しいシステムの開発等のため、多様な業種の企業が当センターの設備を利用して、これらのシステム開発のための実験が行なわれている。
このため、当センターでは、ICタグの普及活動の一環として、平成16年度の情報通信月間の参加行事として、「電波を利用したICタグ(RFID)の高度利用に向けて」と題する講演会を開催した。

13:30 開会のご挨拶  神崎 慶治((財)テレコムエンジニアリングセンター)
13:40 基調講演:「電子タグの高度な利活用に向けた取組」
 総務省 総合通信基盤局電波部長 竹田義行 様
14:20 講演1:「電子タグの利用の将来展望」
 凸版印刷株式会社 ICビジネス本部ICビジネス企画部長 渡邊幹夫 様
15:20 休憩(コーヒーブレイク)
15:40 講演2:「電子タグの高度利用について」
 松下電器産業株式会社 パナソニックシステムソリューション社
 技術開発本部 開発センター 参事 小橋一夫 様
16:40 閉会

所感
*総務省、凸版、松下のメーカの講師から最新の電子タグの高度利活用に関する動向の話が聞け有意義であった。
*マラソンの記録証、回転寿司、目の不自由の方の歩行者ガイド等が実用化されており、多数の実証試験の紹介があった。
*UHF帯(950MHz:パッシブタグ、433MHz:海上コンテのアクテブタグ)の実証試験中であり今年度末目標で制度化を進めている。
 電波免許が必要かは未定だが、用途や送信電力(パルスを含め)等を検討中で普及促進できる方針で規格化するとのこと。

参考資料:講演会予講集    以上